ペットの命を未来へつなぐ

飼っていた犬が、天国へ旅立った。
12年と6ヶ月間、我が家にいてくれた。

その間、僕自身も色々な変化があって、
彼は それをずっと見守ってくれていた。

就職とバイトが上手くいかなくて
引きこもりになって
どうしようもなくなっていた僕を
支えてくれたのも、彼だった。

何とか会社に入れたけど、
毎日 帰りが深夜になって、
それを出迎えてくれていたのも、
彼だった。

そして、僕と妻が結婚できたのも、
彼のおかげだ。

もともと
「結婚は、見合いでないと認めない」
という家だったので、
バイト先で知り合った妻との結婚を
両親は当初 快くは思っていなかったのだ。

それを覆すきっかけを与えてくれたのが、
彼だった。

初めて妻が我が家に遊びに来たとき、
彼は妻に懐き、妻も彼のことが好きになり、
その場で仲良く遊ぶことができた。
(彼はシェパードなので、
初対面で仲良くなれる人は少ない)

結果、
妻に対する両親の心象はとても良くなり、
そこからスムーズに結婚することができた。

だから、いま娘がいるのも、
彼のおかげなのだ。

まだ2才の娘が、彼の死をどこまで
理解しているのかはわからない。

けれど、彼のお墓の前に立つ娘には、
彼の命がしっかりと
引き継がれているのだと感じる。

言い尽くせぬ感謝を胸に、
彼の命を背中で感じながら、
次の未来へ、共に 生きよう。

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